2002年10月1日
日本インターネットアクセス(株)
Be To Mail係
停止日時 | 2002年 10月 9日(水)23時30分〜2002年 10月 10日(木) 8時00分 |
停止事由 | BeToMailの 受信(POP・IMAP)サーバー移転と 送信(SMTP)サーバーの切り替え準備 |
影響範囲 | BeToMailのメール受信(SMTP AUTH専用サーバーは動作しています) |
特記事項 | 停止中に相手から送信されたメールは、相手先の SMTPサーバーに蓄積され新しい受信メールサーバー復旧後に自動的に届きますが、稀にエラーメールとして相手に返戻されることがあります。 なお、2002年10月10日(木)8時〜9時30分までの間は、一時的にサーバに接続できなくなったり、新着メールが確認できない場合があります。 |
◆作業完了後のご注意とお客様にご対応いただきたいこと
1. POPサーバーを入れ替えるため、最初にアクセスした際にはすべてのメールが受信される時があります。 2. SMTP AUTHに対応したメーラーか、POP before SMTPを利用してメールを送信してください。 |
1.について、
POPサーバーの名前は pop.be.toのままで変わりませんが、サーバー自体が変更になるため、最初にアクセスする際には、サーバーに蓄積されているメールがすべてメールソフトウェアに読み込まれることがあります。これは最初の一度だけですので、ご安心ください。この現象についての解説は「UIDLについて」をお読みください。また、IMAPでご利用のお客様の場合は、特に問題は発生いたしません。
なお、停止中に相手から送信されたメールは、相手先の SMTPサーバーに蓄積され、新しい受信メールサーバー復旧後に自動的に届きますが、稀にエラーメールとして相手に返戻されることがあります。
2.について、
現在稼動中の送信メールサーバーである smtp.be.toを、SMTP AUTHと
POP before SMTPに対応したサーバーと入れ替えます。大変お手数をおかけいたしますが、メールを送信する際には SMTP AUTHに対応したメールソフトウェアに
SMTP AUTHの設定をするか、まず受信をしてから送信をするようにしてください。
SMTP, POPサーバーとも、サーバーの名前に変更はございません。ただし、IPアドレスが変更になりますので、FireWallなどの設定が必要な方は、以下の情報をご利用ください。
送信(SMTP)サーバー: POP before SMTP対応 |
smtp.be.to (211.13.218.224) |
送信(SMTP)サーバー: SMTP AUTH対応 |
smtpa.be.to (211.13.218.225) |
受信(POP)サーバー: | pop.be.to (211.13.218.161) |
◆今回の作業の目的と解説:
今回の作業には以下の 2つの目的があります。
・POPサーバーの強化とバックボーンの増速 ・メール送信方式の切り替え(SMTP AUTHと POP before SMTPに対応) |
2002年 10月 9日の 23:30に POPサーバーのサービスを停止して、すでに受信しているお客様のメールを、より処理能力の高い新しい POPサーバーに複写します。この作業により、POPサーバー自体の強化とバックボーンの増速を図ります。新しいサーバーは Media Exchange Inc.のデータセンター内に設置してありますので、バックボーンの帯域は現在の 1.5Mbpsから 200Mbpsになります。
この作業にともない、2002年 7月 27日より試験運用をしている
SMTP AUTH専用サーバー(smtpa.be.to)を POP before SMTPに対応させて、現在の SMTPサーバー(smtp.be.to)と切り替えます。BeToMailではお客様の利便性を優先して、いままでの送信メールサーバーでは、メールの envelope-from(差出人)が be.toメールのアドレスである場合には無条件で受け付ける方針で運用してきました。ところが、昨今の SPAMメールやワームによるメールの不正中継の問題に対応するために、メールの不正中継に対して何らかのメール送信制限をかけざるを得なくなりました。
最近では SMTP AUTHに対応したメールソフトウェアも徐々に増えてきており、もし SMTP AUTHに対応していなくても、POP before SMTPによる方法ならばほとんどのメールソフトウェアでメールを送信できるようですので、この度、送信時にもユーザー認証が必要な SMTPサーバーに変更することにいたしました。
サーバー移転のスケジュールは以下のとおりです。
◆用語と解説
・UIDLについて
多くのメールソフトウェアは UIDLという POPサーバーが発行した IDを見て、メールをすでに受信したのかどうかを判断しています。この IDはもともとメール自身ではなく、POPサーバーが発行するものであるため、サーバーを変更するとメールソフトウェアがどこまでのメールを読み込んでいたのかを判断できなくなります。そのため、最初にメールを読み出す際に、すべてのメールが受信されてしまいます。
・SMTP AUTHについて
メールを受信するときと同様に、メールを送信する際にもユーザー名とパスワードを確認する方法です。SMTP認証(SMTP
AUTH)をご利用になる場合は、以下よりまず申し込み手続きをおこなってください。また、設定方法に関しましてはお客様向け情報よりSMTP
AUTHの設定方法をご覧ください。
・SMTP認証申し込みページ
https://www2.nia.ad.jp/betomail/chpasswd.html
・SMTP AUTHの設定方法(お客様向け情報)
http://www.be.to/tech/smtpauth.html
・POP before SMTPについて
メールを送信する前に、メールの受信操作をしていただくことにより、送信者を確認する方式です。メール受信後、数分間はメールを送信できるようになります。
この件につきまして、ご不明な点、お気づきの点などがございましたら、support@be.to までご連絡ください。